朝来市内には北近畿豊岡自動車道の建設をはじめさまざまな開発事業に伴う遺跡の調査により発掘された膨大な量の出土品が存在しています。朝来市埋蔵文化財センターは、これらの貴重な歴史的遺物を適正な管理のもとで調査・保存・公開するために整備された施設で、市内にある遺跡の発掘調査および出土遺物の整理作業と展示を行っています。
◆ 特別収蔵庫・一般収蔵庫
朝来市内から出土した遺物を、適正な温湿度管理のもと収蔵管理します。
◆ 一般展示室
弥生時代に使われた土器や石器などの展示から、古代の暮らし振りを示します。また、戦いが恒常化したことによりムラをまとめるリーダーが出現したことや、まつりの形の変遷から但馬の王が誕生するまでの過程を辿ります。
◆ 特別展示室
常設展示では、朝来市域に存在する大型古墳から出土した遺物を中心に展示し、但馬の王の変遷を辿ります。時期よっては特別展、企画展を開催しています。
◆ 遺物整理室
発掘調査で出土した遺物を洗浄・記録し、使用されていた当時の状態に復元します。
◆ 写場・図写真収蔵庫
整理した遺物を図面や写真等に正確に記録し、後世に伝えるため適切に管理します。
◆ 体験学習
古代あさご館では、様々な体験教室を行なっています。また、その一部はキットのみの販売(通販)も受け付けています。